台湾には、松山駅のように日本と同名の駅が
32もあります。
同名駅は32
鉄道路線表
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台湾観光協会日本東京事務所
近年、台鉄と日本の鉄道会社や公共団体との友好協定締結が頻繁に行われるようになってきました。
その背景には、元李登輝総統の民主化政策や2016年の台湾総統選挙で、民進党の蔡英文が選ばれたことも大きいでしょう。何と言っても中国に対する気兼ねが無くなったのですから。
特に、観光客の誘致や貿易の活発化、人的交流は台湾にとっても日本にとってもプラスになり、台湾の日本語世代にとっては日本統治時代に還ったような幸せな気分にさせてくれるでしょう。
日本と同じ名前の鉄道駅
台湾メディア・自由時報電子版は2017年8月、日本と台湾には32の同名駅が存在することを伝えました。宜蘭線:大里、亀山、中里
内湾線:竹中、横山、富貴
縦貫線:松山、板橋、桃園、富岡、大村、田中、水上、
新市、大橋、岡山
海岸線:大山、日南、清水、追分
台中線:豊原、豊富
屏東線:竹田、東海
北廻線:新城
台東線:平和、豊田、南平、大富、瑞穂、池上、関山
日本統治時代に命名された多くの鉄道駅が、今もその名前を残しています。日本と台湾双方の観光当局が双方の多くの鉄道ファンによる相互訪問を促進しているのです。
現在の日台観光交流は台湾人が日本を訪れるケースが主体になっていますが、台湾の機関区や工場を見学しに来る日本の鉄道ファンもいるのです。同名駅や日本の鉄道会社と友好関係を結ぶことは、日台友好の一環となるほか、観光赤字の改善にもつながるのです。(台湾鉄路管理局の陳裕謀副処長の話)
例えば、近鉄名古屋線の桃園駅、JR常磐線の富岡駅などがこの例にあたり、いずれの駅名も台湾の桃園市で見つけることができます。
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桃園市 桃園駅 |
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桃園市 富岡駅 |
友好協定締結
台北市と愛媛県が友好交流覚書に調印
台北市政府 2016年5月18日
JR四国と台鉄が車両デザインを交換
JR四国は2017年3月15日(水)、台湾鉄路管理局(台鉄)との友好鉄道協定締結1周年を記念し、8000系電車と台鉄EMU800型電車のデザインを交換して運行すると発表しました。ラッピング作業中
日本JR四國 友好鐵路協定彩繪列車 基隆站
JR四国では、予讃線を走る特急形8000系3両を台鉄EMU800型のデザインにラッピング。特急「いしづち」(高松~松山)間で運行します。
台湾・新竹駅と東京駅の姉妹駅締結
台湾西北部の新竹駅と日本の東京駅が、駅舎完成100周年を契機に、姉妹駅関係を結びました。職員の相互訪問や交流活動も行われています。
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現在の新竹駅 |
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姉妹提携締結式/台鐵路透社 |
宮崎県と台湾・桃園市との友好交流協定
都城市スポーツ少年団と新竹県竹東鎮の野球少年団との交流が切っ掛けとなり今回の締結に至った。
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左:鄭文燦市長 右:宮崎市長 |
交流協定の内容
1 文化芸術、観光、教育、スポーツ・産業などをテーマとした交流
2 行政関係者などによる相互訪問
3 民間団体間の交流促進
平成29年10月5日
台鐵×京浜急行 相互ラッピング列車運行
京急が友好鉄道協定締結1周年記念として、台湾鐵路管理局と京急において、互いに相手の鉄道車両のカラーをまとったラッピング車両が運行されました。
台鉄「プユーマ」号のデザインが
東武鉄道「りょうもう」号に登場
東武鉄道「りょうもう」号に登場
“普悠瑪”ピューマは2013年に運行を開始した台鉄の在来線特急列車で、製造は日本車輌でされました。台湾で人気の列車です。
日本国内の鉄道事業者数社は台湾鉄路管理局(台鉄)と「友好鉄道協定」を結んでいますが、そのうちのひとつである東武鉄道では、東武の特急『りょうもう』として運用されている200系電車が、台鉄のTEMU2000形電車“普悠瑪(プユマ)”のデザインに塗り替えられました。
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2016年6月 |