私は戦後ちょっとして生まれました。もの心ついた頃、安サラリーマンの父がテレビを買ってきてニュースをよく見ていました。今でも記憶に残っているのですが、戦後お酒もろくに無い時代に質の悪い工業用アルコールを飲んで失明する人が続出した。というニュースが流れていたのを今でも覚えています。やっと見つけたお酒も購入しようとしても高価で庶民の手にはとても入らなかったのですね。
ここでアルコールの基本です。
*** お酒はエタノールです。
無知なのん兵衛が学校の理科の実験室に忍び込んでアルコールランプの液を飲むケースもあったと聞きます。昭和30年前後だったと思いますね。昔懐かしいアルコールランプの燃料はメタノール。
そこでそのアルコールについて調べて見ました。
変化していきますが、
では何故、眼球にアルコール脱水酵素が多いのか?
視覚のメカニズムについても説明します。
網膜では外界からの光を感知し、それを脳に伝えて映像化するための処理が行われていますが、この処理は全て化学反応で成り立っています。
その反応は緑黄色野菜の栄養素として有名なβ-カロテン、これを真中から真っ二つにすると2つの「レチノール」というアルコールになります。
もっとも、全く分解されないわけではないですが。急性アルコール中毒の可能性が高まることから、病院に直行は避けられませんが。
と言うことで、ちょっとややこしいですがご理解いただけましたでしょうか?ゆっくり理解してくださーい。
余談 )
1 最近のニュースで(2014年03月辺り)ロシア東シベリア・ザバイカル地方の村で、住民らが酒を飲んだ後に次々と倒れ16日までに14人が死亡、12人が重症となった。酒に劇物の工業用メタノールが混入、中毒が原因とみられる。 MSN産経ニュース
2 昨年10月に起きたインドの密造酒死亡事故
インドでは、メチルアルコールの他、殺虫剤などの化学物質が入った安い密造酒の販売が横行。インドで密造酒の値段は、市販の酒の半額以下で、貧困層がこうした酒を飲み、死亡するケースが多いということです。(2013年)
おまけ)自動販売機の下に不審な缶が置いてあった場合も同様、絶対に飲まないようにしましょう。お酒でなくても。
それでは本日はこれまで・・・。