私は、綺麗な夕焼け小焼けを見るとどうも古里を思い出し、タイムスリップして過去に浸ってしまいます。今の日々の生活の中で一番ホットする瞬間です。
でも私はイケナイイケナイと自分に言い聞かせてしまいます。私は、人生を振り返ることはマイナス思考の振る舞いであって自分の生きる弱さを暴露しているように思えて仕方ありません。まだまだ残りの人生を生きなければいけないのに、今からそんな弱気でどうするのかと自分に言い聞かせているように思えるのです。
たまに古里を思い出すことは決して悪いことではないですよね。ほろ苦くまた懐かしく、心地良いことですし、親のことを思い出して孝行してるような気分です。
私は古里を出て、今は違う土地で生活しています。父は数年前亡くなり母は92才で認知症がひどくなっています。実家は長男が継いでおり任せっきりです。
ところで古里ってのは、自分が幼いころの記憶を呼び起こし、実際より数段上で美化して思い出しているようにも思えるのですがどうでしょう?
でもその頃にも嫌なことはいろいろあった。友達と喧嘩をしたことや不良少年に虐められたこと。それから優しい女の子を泣かせてしまったことなど。
また楽しかったのは、野や山を駆けまわって野イチゴや柿を食べたり天然の栗を取ったり、それらは四季折々の自然の色と風を同時に格納した玉手箱にような、いや人生の宝物と言っても良いのかもしれない。それらを総称して古里と言うのかもしれません。
綺麗な夕焼け小焼けを見て哀愁と懐かしさを感じさせられるのは、人生の復習をさせられてるみたいです。故郷を出てからの人生には入ろんなことがありましたがこれからもいろいろあるでしょう。
前を向て明るく楽しく、良い思い出をつくるために歩んで行きましょう。
人生の苦労をなんだ坂、こんな坂で乗り越えて行くのが人生というものかもしれません。