「台湾」名義で東京オリンピックに出るぞ!
台湾は、終戦まで日本が50年間統治していた国だった。日清戦争で清に勝利し下関条約の結果、国際法上でも認められていた土地であった。
しかし、第二次世界大戦の敗戦で台湾を放棄せざるを得なくなった。
同時期、支那大陸では中国共産党の毛沢東と蒋介石率いる国民党が大陸の主権を争っていたが、国民党が敗れ日本が去ると同時に台湾へ逃げて来てしまった。
それ以後、蒋介石率いる国民党は現在まで居座り続けて来た。それを中国共産党がしきりに「台湾は我が国だ!」と言う。しかしそれはおかしな話だ。
その前は日本の領土だったのに。
そこで今回持ち上がったのが、東京オリンピックに出場するあたっての国名問題である。
台湾名義での東京五輪参加支持を訴える日台の団体ら |
(台北 2018/06/10 中央社)によると、
「チャイニーズタイペイ」ではなく「台湾」名義での東京オリンピック出場を実現させようと活動している日本と台湾の団体が10日、台北市内で合同記者会見を開催した。
台湾での運動の発起人、李登輝民主協会の張燦コウ理事長は、日本で署名運動を行っている団体に感謝を示し、台湾人こそがこの運動を支持するべきだと署名への協力を呼び掛けた。
この日は、日台合わせて約20の団体が会見に参加。日本からは2016年から日本での署名活動に取り組んでいる「2020東京五輪『台湾正名』推進協議会」の水島総・会長や永山英樹幹事長らが出席した。
李登輝元総統 |
この日は、日台合わせて約20の団体が会見に参加。日本からは2016年から日本での署名活動に取り組んでいる「2020東京五輪『台湾正名』推進協議会」の水島総・会長や永山英樹幹事長らが出席した。
水島 総 |
水島会長は、2011年の東日本大震災で支援を寄せてくれた台湾は「本当の友人」だとし、この活動は「友情の証」だと語った。
永山幹事長は、日本で署名運動を行った際には多くの人が協力してくれたと紹介。台湾の政府は世界には台湾を支持する国が多くあることを知るべきだと述べた。
台湾での署名筆頭者である元五輪代表の紀政氏は、自身が出場した1964年の東京五輪、1968年のメキシコシティ五輪では「台湾」の名称が使われたことに言及。
台湾での署名筆頭者である元五輪代表の紀政氏は、自身が出場した1964年の東京五輪、1968年のメキシコシティ五輪では「台湾」の名称が使われたことに言及。
台湾はオリンピックで「唯一、自分たちの国名、国旗、国歌を使用するのが許されていない国」だと訴えた。
台湾では、「2020東京五輪台湾正名行動チーム」など複数の市民団体が「台湾」名義での五輪参加申請への賛否を問う公民投票(国民投票、住民投票)の実施に向けて署名活動を行っている。
台湾では、「2020東京五輪台湾正名行動チーム」など複数の市民団体が「台湾」名義での五輪参加申請への賛否を問う公民投票(国民投票、住民投票)の実施に向けて署名活動を行っている。
今年2月には約4500人分の賛同署名を中央選挙委員会に提出。現在は次段階に必要な約28万人分の署名獲得を目指している。
1964年の東京オリンピックでは「TAIWAN 中華民国」で出場している。
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1964年の東京オリンピック |
1964年の東京オリンピックでは「TAIWAN 中華民国」で出場している。
2014年11月の台湾紙自由時報(電子版)。日本での「台湾2020東京」アクションは台湾メディア各社に好意的に受け取られた。
かつての日本、台湾を応援しよう!