経 緯
政治的な背景から入札そのものが取りやめになり、その後、中国による着工が決定しました。
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融資契約締結を見守るジョコウィ大統領(後列左)と 中国の習近平国家主席(同右) |
この事業は前ユドヨノ大統領の肝いり案件でしたが、2014年の大統領選挙で、現ジョコ大統領が就任し、すべてがひっくりかえってしまったのです。
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そして今度は、
ジャカルタ ⇔ スラバヤ在来線
高速化事業
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現在の特急:非電化のため機関車が牽引 スピードに限界あり |
実を申しますと、前回は
政府部内の対立・確執が影響したらしいのです。
「日本優勢の受注競争を最後にひっくり返した」のはこのリニ大臣といわれ、その背景には日本を推していた与党「闘争民主党(PDIP)」の党首メガワティ元大統領と、リニ大臣の確執、さらにジョコ大統領とメガワティ元大統領との不仲説も影響したといわれています。
内閣改造でリニ大臣の更迭をPDIPが求めたもののジョコ大統領が拒否したとされ、「ジョコ大統領、リニ大臣」と「メガワティ元大統領、PDIP」を巡る構図は基本的に前回の受注時とは変わっていません。
しかし、鉄道関係者や経済界からは中国の「ずさんな計画と進まない建設」が浮き彫りとなる中「鉄道計画という国民生活に直結するインフラ整備に政治は介入するべきだはない」との声がでていることは、ジョコ大統領もリニ大臣も認めざるを得ないところです。
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そして2017年初頭
との意向を明らかにしており、FSを11月ごろまでには終了して、日本への発注で年内には合意する方向で政府部内の調整を進める方針を示しました。
日本側も1月にジャカルタを訪問した石井啓一国交相がルフット調整相、スマディ運輸相などとの会談で「高速鉄道計画への協力」の姿勢を示しており、すでに両国政府間ではある程度の協力体制ができているのが現状です。
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そして、2017年12月13日
最新ニュースが飛び込んでまいりました。
アジア経済ニュース 2017年12月15日付
ジャワ準高速鉄道、
狭軌採用し19年初頭に着工
狭軌=日本でいちばん普及している線路巾
1067mm
インドネシア運輸省によると、2017年12月13日にジャカルタで行われた首都ジャカルタ―東ジャワ州スラバヤ間の準高速鉄道プロジェクトに関する会議で、狭軌(1,067ミリメートル)の採用と新線の敷設を決定した。
会議にはインドネシアと日本両政府の関係者が参加した。ブディ運輸相によると、第1期の事業費は51兆5,000億ルピア(約4,060億円)を見込み、
工期は2年間。第1期の完工後に、第2期工事でスラバヤまで延伸する。
ブディ運輸相は、当初計画で想定されたジャカルタ―スラバヤ間の所要時間(6時間25分)について、工費を最も抑えられる方法で、かつ6時間以下に短縮することを要請した。
時間短縮に伴って路線の曲線を減らすほか、電化を図るといった新たな改良も求められるため、工費を10兆ルピア上積みした60兆ルピアに設定すると説明している。
日本側は、インドネシア政府からの新たな提案について早急に検討する意向を示しているという。来年4月にも事業化調査の結果が出る見通し。
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「 次こそは日本、頑張ってくれ!」と言いたいところです。また雲行きが怪しくならないように期待したいものですね。
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