第1次安倍内閣の時
新幹線計画はほぼ決定していた
ベトナムの高速鉄道計画は、第1次安倍晋三政権時代の2006年、グエン・タン・ズン首相が日本に支援を求めたことからスタートしました。首都ハノイと人口800万人を超えるベトナム最大の都市・ホーチミンの約1600キロを結ぶ計画で、高い安全性や静粛性、高速性能を誇る日本の新幹線の導入はベトナムの悲願でした。
しかし、300億ドルともいわれた巨額の費用をめぐって反対の声が高まり2013年には計画の中止が発表されました。
(本当はすぐにでも新幹線を導入したいのは本音なんです)
その後ベトナムの国会で継続審議となり、2015年、ベトナム政府は長期計画を策定しました。
ベトナムは2050年までの鉄道整備に関する長期計画を策定し、グエン・タン・ズン首相が承認しました。同計画は15~20年、20~30年、30~50年の3期に分かれており、20年以降は本格的な高速化にも着手、30年以降は時速350キロを実現するとしてます。
15~20年
同計画によると、ベトナム政府は15~20年の間に総延長1726キロで首都ハノイと南部商業都市ホーチミンを結ぶ南北鉄道の改修・近代化を図る。老朽化した設備の交換などで現在は旅客車で時速60~70キロ、貨物車で時速40キロの最高速度をそれぞれ80~90キロと50~60キロに引き上げる。
20~30年
20~30年には、南北鉄道にレール幅1450ミリ(日本の新幹線と同軌)の標準軌の新線を敷設し、最高速度を時速200キロに引き上げる。
30年以降
ハノイ-ホーチミン間で人やモノの輸送需要が高まるとみられる30年以降には、時速350キロを目指す方向。
と、こんな内容となってます。
鉄道関連の設備改修や新路線の建設について
鉄道局が運輸省に提出した20年までの南北鉄道近代化計画
設備改修について
近年は、車両事故や人身事故などが増加傾向にあることから、歩道橋や柵の設置など安全面の整備に注力するようです。それから主要駅の改修も含まれているようです。
新路線について
最重要課題
線路の幅が1000mmでは話にならない!
そもそもベトナムの鉄道線路の幅は1000mm(狭軌)です。将来、経済の成長に伴って人や物の輸送量増大を考えた場合、狭軌では根本的に実用的でありません。よって、まずは線路巾の拡張が先決になります。
ベトナムの鉄道の始まりは、ラオス・カンボジアと共にこの地帯がフランス植民地の仏領インドシナの時代に多くが開業したのでした。その初めとなるものは、中国(当時は清朝)南部で当時フランスの影響力が強かった昆明からハノイまでを結ぶ鉄道で、そのうち現在のベトナム領にあたる部分は1905年に、全線は1910年に開業しました。軌間は山岳地帯の鉄道でもあったため速く建設できるよう1,000mm(狭軌・メーターゲージ)のものが使われ、以後のベトナムの鉄道も多くがこの軌間で建設されていくようになったのです。
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どうして1,000mm(狭軌)になったのか?
ベトナムの鉄道の始まりは、ラオス・カンボジアと共にこの地帯がフランス植民地の仏領インドシナの時代に多くが開業したのでした。その初めとなるものは、中国(当時は清朝)南部で当時フランスの影響力が強かった昆明からハノイまでを結ぶ鉄道で、そのうち現在のベトナム領にあたる部分は1905年に、全線は1910年に開業しました。軌間は山岳地帯の鉄道でもあったため速く建設できるよう1,000mm(狭軌・メーターゲージ)のものが使われ、以後のベトナムの鉄道も多くがこの軌間で建設されていくようになったのです。
動力はすべてディーゼル機関車によるが、約340台の機関車はほとんどが東ヨーロッパ製であり、その約3分の2は500馬力、最高速度50kmhと性能は高くない。
植民地になんかなるもんじゃありません。
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