インド訪問中の安倍晋三首相は14日、日本の新幹線方式を採用するインド西部の高速鉄道計画の起点となるアーメダバードでの起工式に、インドのモディ首相とともに出席しました。
安倍首相の精力的な外交営業には頭が下がります。国民の一人として拍手を送りたいと思います。
着工したのは、まずは高速鉄道のノウハウを学ぶ研修施設。日本で研修した現地職員が講師となり、運転シミュレーターを使った訓練や線路のメンテナンスの技術指導などを行う施設です。
インド高速鉄道構想の路線図
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インドの巨大な鉄道網は160年以上前にイギリスによって整備されました。1日に1万2000もの列車が世界一周に相当する距離を走り、利用者はオーストラリアの全人口とほぼ同じ2300万人に上ります。
しかし混雑がひどく、インフラは旧式で老朽化が進んでいます。政府の統計によれば、全路線の60%以上で輸送能力を超えた交通量となっているということです。
「過去50年間に輸送能力は大きく伸びましたが、それよりずっと急速に需要も伸びてきた」と、大学の工学部教授は言います。
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高速鉄道建設事業の骨子
JR東グループ中心に事業参画
日本の新幹線システムが採用されるインドのムンバイ~アーメダバード間(総延長505キロ)の高速鉄道建設事業が本格始動。円借款案件の同事業の実施に当たり、国際協力機構(JICA)は土木構造物や鉄道システムの設計、入札図書案の作成、現地の関係機関による入札手続きの支援などを行う詳細設計調査業務の契約予定者として、JR東日本グループの日本コンサルタンツを選定。同社以外の企業からの参加意思の確認を経て最終的な委託先を決め、年内にも業務に取り掛かる予定です。
JR東グループ中心に事業参画
日本の新幹線システムが採用されるインドのムンバイ~アーメダバード間(総延長505キロ)の高速鉄道建設事業が本格始動。円借款案件の同事業の実施に当たり、国際協力機構(JICA)は土木構造物や鉄道システムの設計、入札図書案の作成、現地の関係機関による入札手続きの支援などを行う詳細設計調査業務の契約予定者として、JR東日本グループの日本コンサルタンツを選定。同社以外の企業からの参加意思の確認を経て最終的な委託先を決め、年内にも業務に取り掛かる予定です。
昨年12月の日印首脳共同声明で新幹線方式の導入が決まったムンバイ~アーメダバード間の高速鉄道建設事業は、これまでに行われた日印共同の調査結果によると、営業最高時速320キロで走り、両都市間を2時間7分で結ぶ計画。
鉄道旅行事情
予約窓口は常に長蛇の列で、気温が40度を超すような中、汗まみれでひたすら並ばなければならないこともある。加えて電力不足やインフラ整備の遅れで停電も多く、並んでいて停電になったら、コンピュータが使えるようになるまで、じっと待つということもあるようです。
インドの列車には外国人割当枠があり、デリーやバラナシ等の外人専用窓口に行けば優先的にチケットを発券してくれるのですが、それでも、時間はかかるもの。スムースに行っても半日仕事なのですね。だから、インドに行く前にできるだけオンラインでチケットを購入しておきたいものです。
バラナシ駅は大きく、プラットフォームが20近くあるのに、一度遅延するとどのプラットフォームに到着するのか分からないのだ。
到着時刻も早くなったり遅くなったりその都度変わる。
遅れるのは当たり前。
気になるのがトイレ事情
もちろん、紙はありませんのでティッシュをご持参願います。